「困ったときのお助けガイド」から 親が認知症?介護が必要になったら

この14年間で作成してきた渋谷区ガイドは18冊。

この度、冊子「岡田マリ的渋谷区ガイド」をホームページで公開しました。

この中でP.33「親が認知症? 介護が必要になったら」についてはみなさまからのご感想・ご意見を伺ったなかで
ご関心が高かった項目でした。

体験談を2つご紹介しています
「親が認知症になったかも?」
そして
認知症のお父様が一人で出かけて戻って来なくなり、心配したご家族が警察に捜索願い、それにより無事に戻ってきた体験談です。

親が認知症になったり、家族が警察に頼らざるを得ないということは実は生きていると起こりうることということをみなさんとシェアさせていただきました。

「介護保険」のサポートを受けるにはまずは申請が必要です。
その流れについてもご紹介しています。

また、介護サービス認定は65歳以上のシニアだけでなく40歳から64歳までの16の特定疾病が原因で介護や日常生活の支援が必要な人についても要介護認定を受けて介護サービスを受けることができます。

まず介護認定の申請が必要になります。
お住まいの地域を担当する地域包括支援センターまたは介護保険課介護認定係が窓口です。
また介護の支援の利用を考えた際の最初の相談窓口が「地域包括支援センター」です。
同居されているご家族、また離れて暮らす親御さんがお住いの地域の「地域包括支援センター」でご相談くださいね。

介護保険申請に必要なものについてはこちらをご確認ください。
すぐに介護保険の認定がおりるわけではないので、地域包括支援センターのケアマネージャーさんとよく相談されてみてください。

介護認定がおりると介護度にあわせて介護サービスが受けられます。

介護サービスの中には施設サービスがあります。
特別養護老人ホームは基本的には要介護3から5の方が申込ができます。
よくみなさんにご質問いただくのですが
「特養施設はすぐに入所できるのでしょうか?」
ということ。
それに対しての返答は
「即入所は難しいと思ってください。」
申請をする必要があり、また必要性の高い方 – 保活でいうポイントの高い方が順番となりますが、ベッドが空いた時となります。
新しい施設が開設する時は募集ベッド数が多いので通常より入りやすいかもしれません。
特養施設の申請については「指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の申込みが変わりました」をご確認ください。

最近は公共の特養施設、老健施設など以外にも有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など多くの施設があります。
こうした施設の特徴や利用料などについては「岡田マリ的渋谷区ガイド SOS編」の38ページをご覧ください。
また介護をする側のサポートも色々あります。
例えば航空会社の介護割引運賃、大手航空会社
JAL「介護帰省割引」
ANA「介護割引」
スターフライヤー「介護割引運賃」
ソラシドエア「介護特別割引」

ここではざっとご紹介しましたが、ガイドの中では認知症専門の医療機関のご紹介や介護サービス苦情相談窓口などもご紹介しています。

動画でもご紹介しています。

また17冊目の「岡田マリ的渋谷区ガイド」は「親子に役立つ介護の話し」というテーマでまとめました。
ぜひこちらも参考にしていただけるとうれしいです。
このガイドもホームページからダウンロードできるようにしました。

家族の介護は誰もが経験することだと思います。
だからこそ事前に介護保険のこと、相談先など知っておくと安心につながりますよ。